冬季五輪のNFTゲームが配信
先日、2022年に北京で開催された冬季五輪を舞台にしたNFTゲームが配信されました。
このゲームは完全ライセンス制となっており、制作したのはメタバース大手『Animoca Brands』の子会社である『nWay』です。
中国が題材となったゲームであるにもかかわらず、NFT関連の法律が複雑であり、かつ暗号通貨の取引が禁止である中国では、このゲームで遊ぶことはできません。
2月3日に配信になった、この『The Olympic Games Jam: Beijing 2022』。
オリンピック種目になっているスポーツをゲーム上で遊びながら、NFTピンをを獲得していくマルチプレイヤーのパーティーゲームとなっています。
ゲームで遊ぶためには、NFTピンと一緒に獲得できるチケットが必要です。
NFTピンにはさまざまなレアリティがあり、チケットの数にも限りがあります。
ゲーマーとNFTコレクターの架け橋に
NFTをプレイしたい場合には、nWayのホームページやセカンダリーマーケットプレイスでNFTピンを買うことができます。
また、ゲーム上のフリーマッチでピンを入手することも可能です。
ゲームを進めていくうちに、アバターにさまざまな種目のウエアを着せたり見た目を変えたりすることもできるようになります。
nWayの最高経営責任者、Taehoon Kim氏は、
「オリンピックとは世界で一番大きなスポーツの祭典であり、これにゲームを通してたくさんの人々が参加するためには、パーティーゲームというジャンルは最適だといえます。弊社はこれまでにも、質の高いマルチプレイヤーゲームを作ってきました。そこで培ったスキルを活かし、この『The Olympic Games Jam: Beijing 2022』を制作したのです。このゲームにより、ゲーム好きの人やNFTコレクターも、オリンピックという歴史的な瞬間を共有することが出来ます」
と話しました。
nWayは、2022年の6月にゲーム開発のライセンスを取得したと発表しており、それから半年ほどでこのゲームの開発を行い、配信までにいたりました。
オリンピック期間だけの一時的なものでなく、冬季オリンピックの終了後もプレイヤーが継続して遊べるよう、プラットフォームの発展を続け、次々に新しいイベントを開催する予定だとしています。