スイッチ版「ウイイレ2022」の発売日が発表されないのはなぜ!
ここでは、日本版のウイイレ2020が発売されているPS4と比較し、発売されていない要因を分析していきます。
理由1:グラフィックの問題
リアルさを追求しているウイイレにとってグラフィックは重要な項目の1つです。ます、スイッチとPS4のグラフィック性能についての以下の表を見てみましょう。
スイッチ | PS4Pro | |
---|---|---|
解像度 | 1920×1080※TVモード | 1920×1080 |
GPU | 約390GFLOPS | 約4200GFLOPS |
解像度を比較するとスイッチとPS4はともに1920×1080で同じとなっていますが、GPU(Graphics Processing Unit)rはPS4Proのほうが大きく上回っているのがわかりますここでいう解像度とはディスプレイの総画素数を指しており、GPUは3Dグラフィックの処理能力を表しています。つまり、1つ1つのフレームの綺麗さは同等ですが、そのフレームを映像としたときの滑らかさはPS4に軍配が上がるということになります。
理由2:コントローラーの操作性の問題
ゲームコントローラーの慣れの問題があります。ウイイレシリーズはPlayStation用コントローラー「DUALSHOCK」で永らく遊ばれてきました。これはスイッチのコントローラーである「Joy-con」や「Proコントローラー」は、「DUALSHOCK」とは形状やボタンの位置が若干異なるため、古くからのウイイレファンからすると操作しにくいかもしれません。また、PS4のコントローラーのほうがより多くのコマンド操作を実行できる可能性がある点も問題の1つです。実際にFIFA19のPS4版とスイッチ版ではPS4版のほうが多くのコマンド操作ができます。例えばPK時の操作コマンドはPS4版が12、スイッチ版が8となっています。
過去に任天堂機器でウイイレは発売されたのか!
過去にウイイレシリーズが任天堂機器で発売されたことは何度かあります。実際の発売例について2つピックアップして紹介していきます。
発売例1:【ニンテンドー3DS】ウイイレ 3DSoccer
2011年にニンテンドー3DS用のソフトとして発売されました。本ソフトはニンテンドー3DSと同時に発売され、その後4作のウイイレシリーズがニンテンドー3DS用のソフトとして発売されました。
発売例2:【Wii】ウイイレ プレーメーカー2013
ウイイレシリーズはWiiでも発売されたことがあります。ウイイレ プレーメーカー2013は2012年に発売されたソフトで、このウイイレ プレーメーカーシリーズは2008から2013まで合計で7作がWii用のソフトとして発売されました。
FIFAのスイッチ版からウイイレ版を徹底予想
ウイイレと同様、大人気サッカーゲームとしてFIFAがありますが、FIFAはすでにスイッチで発売されています。ここでは、スイッチ版FIFAや任天堂機器で発売された過去のウイイレなどをもとにウイイレのスイッチ版を予想していきます!
操作性
FIFAについて、PS4版とスイッチ版で主要な操作はほとんど変わりません。これはWiiや3DSといった任天堂機器で発売されたウイイレの過去作にもいえることです。しかし、前述の通り、コントローラーの慣れの問題や操作コマンド数の問題があります。実際にFIFA19ではスイッチ版で実行できるコマンド数は若干少なくなっていたため、ウイイレのスイッチ版でも細かい操作までは実行できない可能性があります。
選手の能力
FIFAについて、選手能力に関しては、スイッチ版とPS4版で違いはありません。移籍情報や能力更新についても同じように行われます。そのため、ウイイレでも同様に選手能力は同じである可能性が高いと考えられます。なお、ウイイレはリーグやチームのライセンスの他に、FIFPro(国際プロフットボール協会)のライセンスを取得しています。そのため、ライセンスを取得していないチームの選手でも正しい選手名で表示されることでしょう。
主要なモードは搭載
最も新しい任天堂機器でプレイできるウイイレである「ウイイレ2014蒼き侍の挑戦(3DS)」では、ビカム・ア・レジェンドやマスターリーグといった主要なモードが搭載されていました。そのため、スイッチ版でウイイレが発売された場合もそれらの主要なモードは搭載される可能性が高いでしょう。一方でスイッチ版のFIFA20には、新モード「VOLTA」が搭載されていません。そのため、もしかしたら、ウイイレのスイッチ版でも搭載されないモードがあるかもしれません。
チーム名
チーム名については、FIFAのPS4版とスイッチ版、およびウイイレ2020のアプリ版、PS4版で搭載ライセンスが共通していることから、スイッチ版でも共通のライセンスが搭載されることが期待できます。そのため、「アトレティコ・マドリード」などライセンスのないチームは、チーム名やユニフォームが異なることが予想されます。
今後スイッチ版のウイイレは出るのか!
リアルさを追求発売の望みは無いか!
ここまで解説してきましたが、正直スイッチ版でウイイレが発売される望みは薄いでしょう。FIFAでは、スイッチ版とPS4版でグラフィックに差があったため、リアルさを追求しているウイイレを発売するのは厳しいと言えます。
もしかしたらまったく新しいシリーズが出るかも
ウイイレシリーズを制作しているKONAMIは、野球ゲームのタイトルとして「プロ野球スピリッツ」と「実況パワフルプロ野球」があります。それらはリアルさと親しみやすさで明確に差別化されており、どちらも大人気のゲームとなっています。もしかしたら、このようにしてサッカーも同様に親しみやすいタイトルが発売されるかもしれません。スイッチは多くの子供が楽しんでいるゲーム機ですので、そのような可能性は十分に考えられます。
【まとめ】ウイイレスイッチ版は気長に待つしかない!
これまでに任天堂機器でも多くのウイイレシリーズが発売されてきましたが、残念ながらスイッチでの発売はまだ発表されていません。スイッチはテレビでも持ち運びでも遊べる非常に魅力的なゲーム機ですのでぜひとも発売してほしいところです。一方で、現実世界さながらのフェイントなどの細かいテクニックはPS4やXbox、スマホだからこそ実現できるのかもしれません。スイッチ版で発売されるに越したことはありませんが、ウイイレシリーズはPS4やXbox、スマホでも大いに楽しめる最高のゲームです!